羽毛布団の選び方のポイントとは
世の中にたくさんある羽毛布団、高いものもあれば安いものもあります。
どれを選んでいいのか、どこをポイントに選べばいいのかわからないというお客様もたくさんいらっしゃいます。
近年スリープテックなど睡眠が注目されていますが、その上で掛け布団の役割はとても重要です。
そこで今回はわかりやすくポイントをまとめて布団選びの参考になる情報をまとめたいと思います。
自分にあった布団選びは羽毛の種類を理解することから。
羽毛布団の原料は、主に2種類「グース(ガチョウ)の羽毛」と「ダック(アヒル)の羽毛」。
当店にはマザーグースと呼ばれる羽毛を使ったラインナップもありますが、まずはこの2つの違いを理解しましょう。
この2種類の違いはずばり「大きさ」と「臭い」です。
ポイント1:大きさについて
そのため、採取できる羽毛(ダウンボールと呼びます)の大きさも2倍以上違ってきます。
グースから採取されたダウンボールは大きいことで空気を含み、布団はより軽く暖かくなります。
羽毛布団本来の良さである、「軽く」「暖かい」を忠実に体感できるのがダウンボールの大きいグースになります。
ダックと比較しても2倍以上ダウンボールが大きいため、その分空気を包み軽く暖かくなります。
一方でダックはダウンボールが小さいため、同じ充填量でも羽毛料が多くなり重く感じます。
イメージとしてはグースはフワッと羽毛が常に宙に浮いている感じでダックはボテッと下に沈んで来る感覚になります。
ポイント2:臭いについて
羽毛には鳥本来の動物性の臭いがありますが、雑食性のダックと比較して、草食性のグースは臭いが少ないと言われています。
表参道布団店の来店者様に御体感頂いた統計では、ダックを臭うと答えた御客様は約40%に対し、グースを臭うと答えた御客様はいらっしゃいませんでした。
グースがダックと比較して高額なのは上記のような理由からです。
羽毛布団を選ぶ上で大事なワード「ダウン率」とは
羽毛布団のスペック表示で「ダウン93%、フェザー7%」といった表示を見たことがあると思います。
これが羽毛布団選びでは重要な指標になります。
ダウンとは鳥の胸毛を指し、フェザーとは鳥の羽根についている毛(赤い羽根募金などでおなじみですね!)を指します。
フェザーは一羽の鳥から大量に取れダウンと比べると膨らむことができないため軽さと保温性が無く羽毛布団の素材としてはあまり適していません。
そしてこれらダウンとフェザーの比率の割合をダウン率と呼びます。
日本羽毛協会ではダウン率50%以上の布団を「羽毛布団」と呼びます。それ以下は「羽根布団」と呼びます。
ダウン率が90%以下のものに関しましてはかなり曖昧です。メーカ側も低いダウン率の商品に関して証明を取るためにコストをかける意味がなく数値の表記に信頼性がありません。
したがって羽毛布団を選ぶ際は最低でも90%以上の羽毛布団を選ぶことがとても重要になります。
弊社の製品に関しましては試験機関に依頼し90%以上のダウン率を証明した製品となりますのでご安心ください。
まとめ
羽毛布団を選ぶ際は「羽毛の種類」、「ダウン率」に注目してご自分に最適な羽毛布団を選びましょう。