この記事でわかること
- 掛け布団・敷き布団それぞれの種類と素材の違い
- 羽毛・羽根・綿・化繊・ウールの特徴と向いている方
- 季節・体質・予算別のおすすめ布団の選び方
- 専門店が教えるひとつ上の布団選びのポイント
「布団の種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」という方のために、25年以上寝具を扱ってきた表参道布団店が布団の種類を網羅的に解説します。素材・用途・季節の観点から整理することで、自分にぴったりの1枚を選べるようになります。
1. 布団の種類:大きく2つに分類
布団は大きく「掛け布団」と「敷き布団」の2種類に分けられます。それぞれに複数の素材タイプが存在します。
| 分類 | 役割 | 主な素材 |
|---|---|---|
| 掛け布団 | 体の上にかける・保温・吸湿放湿 | 羽毛・羽根・綿・化繊・ウール |
| 敷き布団 | 体の下に敷く・体圧分散・寝姿勢保持 | 綿・羊毛・ウレタン・ファイバー |
2. 掛け布団の種類と素材別の特徴
素材別 掛け布団の比較表
| 素材 | 保温性 | 重さ | 吸湿放湿性 | 洗いやすさ | 価格帯 | こんな方に |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 羽毛(ダウン) | ◎最高 | ◎超軽量 | ◎最高 | △専門店推奨 | 1〜20万円 | 品質・快眠重視 |
| 羽根(フェザー) | ○高い | △やや重い | ○高い | △ | 5,000〜2万円 | コスパ重視 |
| 綿(コットン) | ○普通 | ×重い | ○普通 | ○ | 5,000〜1万円 | 天然素材重視 |
| 化繊(ポリエステル) | ○普通 | ○軽い | △低い | ◎洗える | 3,000〜8,000円 | コスト最優先 |
| ウール(羊毛) | ○普通 | ○ | ○普通 | △ | 1〜3万円 | 静電気が気になる方 |
| シルク | ○普通 | ◎軽い | ◎高い | ×デリケート | 3〜10万円 | 肌触り・高級志向 |
羽毛布団の種類(充填量別)
羽毛布団は充填量によって季節ごとの使い方が変わります。
| 種類 | 充填量(シングル) | 使用シーズン | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 肌掛け布団(ダウンケット) | 200〜400g | 6〜9月(夏) | 薄手・軽量・蒸れにくい |
| 合い掛け布団 | 500〜800g | 4〜6月・10〜11月(春秋) | 中程度の厚み |
| 本掛け布団(冬用) | 1.0〜1.2kg | 11月〜3月(冬) | しっかり保温 |
| 2枚合わせ布団 | 合計1.2〜1.5kg | 通年対応 | 1セットで四季に対応 |
専門店のアドバイス:「2枚合わせタイプ」を選ぶと夏は肌掛けのみ、冬は合体させて使えるため、1セットで年中対応できてコスパが高くなります。
3. 敷き布団の種類と選び方
| 素材 | 体圧分散 | 通気性 | 耐久性 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 綿(コットン) | ○ | ○ | ○ | 5,000〜3万円 | 昔ながらの定番。打ち直しで復活できる |
| 羊毛(ウール) | ○ | ◎高い | ○ | 1〜5万円 | 湿気を吸放湿。冬に暖かく夏は涼しい |
| ウレタン(低反発) | ◎高い | △低い | △3〜5年 | 5,000〜2万円 | 体圧分散に優れる。蒸れやすいのが難点 |
| ウレタン(高反発) | ◎高い | △低い | △5〜8年 | 1〜5万円 | 寝返りしやすい。腰痛対策に人気 |
| ファイバー(エアウィーヴ等) | ○ | ◎最高 | ○ | 3〜10万円 | 水洗いできる。夏に涼しい |
4. 季節・体質別のおすすめ布団
体質・悩み別のおすすめ
| 悩み・体質 | おすすめ素材 | 理由 |
|---|---|---|
| 暑がり・寝汗が多い | 羽毛(グースダウン)・ウール | 吸湿放湿性が高くサラッとした寝心地 |
| 寒がり | 羽毛(充填量多め・1.2kg以上) | 少ない重さで高い保温力 |
| アレルギー・喘息 | 防ダニ加工羽毛・高品質グースダウン | 羽毛はダニが繁殖しにくい素材 |
| 敏感肌・肌荒れ | オーガニックコットン・シルク | 化学物質が少なく肌への刺激が低い |
| 腰痛・肩こり | 高反発ウレタン敷き布団 | 適度な反発で正しい寝姿勢をサポート |
| 予算を抑えたい | ダックダウン80%以上・化繊 | コスパの高い選択 |
5. よくある質問
Q. 羽毛布団と羽根布団は何が違いますか?
A. 中わたの成分が異なります。羽毛布団はダウン(丸い綿毛)が主体で、軽くて保温性・吸湿放湿性に優れます。羽根布団はフェザー(軸のある羽根)が多く含まれ、やや重くなります。品質はダウン率(90%以上が推奨)で確認してください。
Q. 布団の種類はどうやって選べばいいですか?
A. ①季節(夏用/冬用/通年)②体質(暑がり/寒がり/アレルギー)③予算の3軸で選ぶと迷いません。品質と価格のバランスが最もよいのはグースダウン90%以上・ダウンパワー350dp以上の羽毛布団です。
Q. 布団の寿命はどのくらいですか?
A. 高品質な羽毛布団は適切なお手入れで15〜20年以上使えます。綿布団は5〜10年が目安。へたりを感じたら「打ち直し」で新品同様に復活させることもできます。
6. まとめ
- 布団は「掛け布団」「敷き布団」の2種類に大別される
- 掛け布団の素材は羽毛・羽根・綿・化繊・ウール・シルクの6種類
- 保温性・軽さ・吸湿放湿性すべてで最高なのが羽毛(ダウン)布団
- 充填量で季節が決まる:200〜400g(夏)/500〜800g(春秋)/1.0kg〜(冬)
- 敷き布団は腰痛対策なら高反発ウレタン、通気性重視ならファイバーがおすすめ





