30秒でわかる結論

  • 素材は「綿100%」が基本。羽毛は湿気を吸って外へ逃がすことで快適さを保つため、カバーも湿気を通す天然繊維が合う。
  • 肌ざわりは「番手」で決まる。数字が大きいほど糸が細く、なめらかで柔らかい。高級カバーの目安は60〜80番手。
  • 織り方で風合いが変わる。光沢となめらかさのサテン、さらっと丈夫な平織。好みで選ぶ。
  • サイズは布団と同じ表記に。小さいと羽毛がふくらまず、大きいと中でずれる。

目次:1. 羽毛布団にカバーが必要な理由 / 2. 素材の選び方 / 3. 番手と織り方 / 4. サイズと留め方 / 5. お手入れ / 6. よくある質問

羽毛布団を買い替えたとき、意外と見落とされるのがカバーです。どれほど良い羽毛布団でも、毎晩肌にふれるのはカバーの生地。カバーが湿気を通さなければ羽毛の良さは生きず、ごわついた生地なら眠りの心地よさも半減します。

この記事では、羽毛布団・掛け布団用のカバーを「素材」「番手」「織り方」「サイズ」の4つの軸で選ぶ方法を、山梨県富士吉田市の工場でカバーを縫製している表参道布団店。が解説します。

1. 羽毛布団にカバーが必要な理由

羽毛布団の側生地(布団本体の生地)は、家庭で頻繁に洗うことを前提にしていません。汗や皮脂を受け止めて、こまめに洗えるカバーを掛けておくことで、本体を清潔に長く使えます。

もうひとつの理由が肌ざわりです。側生地は羽毛が吹き出さないよう高密度に織られており、素材によってはシャリ感が出ます。肌にふれる面をなめらかなカバーにすると、同じ羽毛布団でも掛け心地が変わります。

側生地そのものの違いについては「羽毛布団の側生地とは?素材・番手・織り方の選び方」で詳しく解説しています。

2. 素材の選び方|羽毛布団には綿100%が合う

羽毛は、寝ている間にかく汗の湿気を吸い、外へ逃がすことで、蒸れにくく暖かい寝床をつくります。この働きを邪魔しないよう、カバーも湿気を通しやすい素材を選ぶのが基本です。

素材特徴羽毛布団との相性
綿(コットン)吸湿性が高く、肌ざわりがやさしい。家庭で洗いやすい◎ 通年の定番
麻(リネン)吸湿・放湿が速く、さらっとした触感。シワになりやすい○ 暑がりの方・夏向き
シルクなめらかで保湿性が高い。価格が高く、洗濯に気を使う○ 肌ざわり重視の方
ポリエステル混乾きやすくシワになりにくい。吸湿性は綿より低い△ 蒸れを感じやすい

迷ったら綿100%を選べば失敗しません。そのうえで「どんな綿か」を決めるのが、次の番手と織り方です。

3. 高級カバーの差は「番手」と「織り方」に出る

番手:数字が大きいほど糸が細く、なめらか

番手は糸の太さを表す数字で、数字が大きいほど糸は細くなります。細い糸で織った生地は薄くやわらかく、肌ざわりがなめらかです。一方、番手が小さい太い糸の生地は、透けにくく丈夫という良さがあります。

一般的な寝具の綿生地は30〜40番手程度が多く、60番手を超えるとはっきりと手ざわりの違いがわかるようになります。80番手はホテルの寝具でもあまり使われない細さです。60番手と80番手の違いは「60サテンと80サテンの違い」で比べています。

表参道布団店の綿100%シーツ・カバーに使っている80番手生地
表参道布団店のシーツ・カバーは80番手の綿100%生地

織り方:サテンか、平織か

  • サテン(朱子織):糸が表に長く浮く織り方で、光沢があり、とろりとなめらか。高級カバーに多い。
  • 平織(ブロード・パーケールなど):縦糸と横糸を1本ずつ交差させる織り方。さらっとした張りがあり、丈夫。
  • ガーゼ:甘く織ったやわらかな生地。通気性がよく、洗うほどなじむ。

同じ綿100%でも、サテンはなめらかさ、平織はさらっと感と、触れたときの印象がまったく違います。肌ざわりを重視するならサテン、汗をかきやすくさらっとした感触が好みなら平織が向いています。

高密度の生地はアレルギー対策にも

細い糸で密に織られた生地は、目が詰まっているぶん、ほこりやダニが通り抜けにくくなります。アレルギーが気になる方は、防ダニ加工の有無もあわせて確認してください。羽毛とアレルギーの関係は「羽毛アレルギーの原因・症状・対策」をご覧ください。

4. サイズと留め方の選び方

サイズは布団本体と同じ表記を選ぶ

カバーは、掛け布団と同じサイズ表記(シングル・セミダブル・ダブルなど)のものを選びます。一般的なシングルの掛け布団は150×210cm前後ですが、メーカーによって数cm違うことがあるため、手持ちの布団の実寸を測ってから選ぶと確実です。

  • カバーが小さい:羽毛が押しつぶされてふくらまず、保温性が落ちます。
  • カバーが大きい:中で布団がずれて片寄り、寝返りのたびに直す手間が増えます。

布団本体のサイズの選び方は「羽毛布団のサイズ選び方」で、体格やベッド別に解説しています。

中でずれない工夫を確認する

カバーの内側に、布団の四隅のループと結ぶひもが付いているものを選ぶと、中で布団がずれにくくなります。開け口はファスナー式が一般的です。面ファスナー(マジックテープ)は手軽な一方、洗濯のときにほかの生地へ引っかかって傷めやすいので注意してください。

色は「白」が清潔を保ちやすい

白いカバーは皮脂汚れや黄ばみに早く気づけるため、洗うタイミングがわかりやすいのが利点です。ただし薄く白い生地は、柄のある布団を入れると中の柄が透けることがあります。

5. 布団カバーのお手入れ

カバーは汗や皮脂を直接受け止めるため、週に1回を目安に洗うのがおすすめです。洗い替えを含めて2枚あると、洗濯した日も困りません。

  • 洗う前に洗濯表示を確認する
  • ファスナーを閉じ、裏返して洗濯ネットに入れると生地の傷みを防げる
  • 高番手のサテンは摩擦に弱いので、弱い水流を選ぶ
  • 乾燥機の高温は縮みの原因になるため、表示に従う

羽毛布団本体のお手入れや洗い方は「布団のコインランドリーでの洗い方」、シーツ選びは「高級シーツのおすすめ」もあわせてご覧ください。

表参道布団店。の掛け布団カバー

表参道布団店。の「白く清潔な掛け布団カバー」は、インド産の高級綿を100%使い、80番手の糸をサテンに織り上げた生地でつくっています。アレルギー加工・防ダニ加工済みで、縫製は機織りの産地・山梨県富士吉田市の工場で、職人が一枚ずつ手作業で行っています。

素材綿100%(インド産高級綿)80番手サテン
加工アレルギー加工・防ダニ加工
縫製山梨県富士吉田市
パイピングの色黒/白
価格(税込)シングル15,800円/セミダブル17,800円/ダブル19,800円/クイーン21,800円/キング23,800円

同じ生地のピローケース(枕カバー)とボックスシーツもあり、寝具一式の肌ざわりをそろえられます。送料は無料で、7日間の返品にも対応しています。

6. よくある質問

Q. 羽毛布団にポリエステル混のカバーを使ってもいいですか?

A. 使えますが、蒸れを感じやすくなります。ポリエステルは綿より湿気を吸いにくく、羽毛が湿気を逃がす働きを妨げやすいためです。汗をかきやすい方や、羽毛布団の快適さを最大限に活かしたい方には綿100%をおすすめします。

Q. 高級な布団カバーは普通のカバーと何が違いますか?

A. 主な違いは糸の細さ(番手)、織りの密度、縫製の丁寧さです。細い糸を密に織った生地はなめらかで、ほこりやダニも通しにくくなります。見た目は同じ白いカバーでも、触れると違いがはっきりわかります。

Q. 布団カバーはどのくらいの頻度で洗えばいいですか?

A. 週に1回が目安です。汗をかく夏場は、もう少し頻度を上げても構いません。洗い替えを含めて2枚用意しておくと、洗濯した日も困りません。

Q. カバーのサイズが布団より少し小さい場合はどうなりますか?

A. 羽毛が押さえつけられてふくらみにくくなり、本来の保温性が出ません。カバーは布団本体と同じサイズ表記のものを選び、心配なときは布団の実寸を測って確認してください。

Q. 布団カバーは何枚あればいいですか?

A. 1枚の布団につき2枚あると、洗っている間も替えがあって安心です。季節ごとに素材を替える場合は、それぞれ2枚を目安にしてください。