冬用本掛けなら350dp以上、春秋用合い掛けは270〜350dp、夏用肌掛けは200dp前後がダウンパワーの目安です。
「羽毛布団を買いたいけどダウンパワーだけ見ていればいいの?」という質問をよく受けます。答えはNOです。ダウンパワーは羽毛の「質」を示す指標ですが、布団の暖かさはダウンパワー×充填量で決まります。さらにダウン率・産地・側生地も確認することで、本当に自分に合った羽毛布団を選べます。
この記事では、ダウンパワーを軸にした羽毛布団の失敗しない選び方を解説します。
「羽毛布団のダウンパワーとは?」
「ゴールドラベルとは?」
「羽毛布団の質を見極める基準が知りたい」
羽毛布団にはダウンパワーと呼ばれる指標があるのをご存知でしょうか。
本記事では、そのダウンパワーの概要や算出方法、それ以外に羽毛布団の質を測る基準について解説しています。
睡眠の質を高めたい方、室内インテリアとしても映える布団をお求めの方は、ぜひ最後までご覧ください。
羽毛布団のダウンパワーとは
ダウンパワーとはJIS規格(日本工業規格)に基づく指標で、1gの羽毛を圧縮して解放したときに膨らむ体積(cm³)を数値化したものです。数値が高いほど羽毛のダウンボール(綿毛の球体)が大きく、保温力・弾力・ふくらみに優れていることを示します。
2012年以降、日本の羽毛製品品質保証ラベル(ゴールドラベル)の評価基準として採用されており、国内メーカーの羽毛布団には必ず記載されています。
| ダウンパワーが高いと何が違う?
同じ充填量でも、ダウンパワーが高い羽毛の方が多くの空気層を形成できるため、より軽くて暖かい布団になります。 高ダウンパワーの布団は、少ない充填量で十分な保温性を実現できるため、布団が軽くなるのが大きなメリットです。 |
ダウンパワーが高いと何が変わる?
メリット① 同じ暖かさでも布団が軽くなる
ダウンパワーが高いほど、少ない充填量で同等の保温力を実現できます。例えば300dpの羽毛で冬用布団を作ると充填量が1.2kg必要な場合でも、450dpの羽毛なら800g程度で同等の暖かさになります。その分布団が軽くなり、毎日の取り扱いが楽になります。
メリット② 長期間使っても品質が落ちにくい
ダウンボールが大きく弾力性の高い高品質な羽毛は、長期間使用してもへたりにくいという特徴があります。一般的に高ダウンパワーの布団は10〜20年使い続けても品質を保ちやすく、長い目でみるとコストパフォーマンスが高いといえます。
メリット③ 体温調節機能に優れている
ダウンボールの大きな羽毛は、外気温の変化に対して敏感に反応して膨らんだり縮んだりします。これにより、寒いときは膨らんで空気層が増え、暖かいときは縮んで通気性が上がるという「自動温度調節」の機能を発揮します。
ダウンパワーが高い場合のメリット
ダウンパワーが高いということは、羽毛の中により多くの空気を蓄えられることを指します。
ところで、冬の寒い日、厚手の服を一枚着るよりも重ね着をした方が防寒として優れていることを知っているでしょうか。
これは、服と服の間に空気の層ができることから起こります。
ダウンパワーの考え方も同じです。
羽毛布団のダウンパワーが高いと、中に空気の層がそれだけ多くできるということになり、すなわち布団の暖かさに直結します。
当然柔らかさにも影響するため、羽毛布団を選ぶ際のひとつの基準にすると良いですね。
失敗しない羽毛布団選び 5つのチェックポイント
ダウンパワーだけで選ぶと失敗します。以下の5つを総合的に確認してください。
| # | チェック項目 | 目安の数値・基準 | 補足・選び方のポイント |
| 1 | ダウンパワー | 冬用350dp以上・春秋270〜350dp | まず最初に確認。ゴールドラベルの表記を確認する |
| 2 | ダウン率 | 80%以上(高品質は90%以上) | ダウン(綿毛)とフェザー(羽根)の比率。高いほど軽くてふわふわ。50%未満は「羽根布団」 |
| 3 | 充填量 | 冬用シングル1.0〜1.2kg | 少なすぎると寒い。ダウンパワーが高ければ少なめでもOK |
| 4 | 側生地の素材 | 綿100%または超長綿推奨 | 吸湿性・肌触りに直結。ポリエステル混は蒸れやすい |
| 5 | 産地・洗浄度 | ポーランド・ハンガリー産が最高品質 | 臭い・アレルギー対策に直結。洗浄度500mm以上が目安 |
| 特に重要な組み合わせ:ダウンパワーと充填量のバランス
・ダウンパワー高+充填量少 = 軽くて暖かい布団(高価だが高品質) ・ダウンパワー中+充填量多 = やや重いが暖かい布団(コスパ重視) ・ダウンパワー低+充填量少 = 軽いが寒い布団(避けるべき組み合わせ) 一般的には「ダウンパワー350dp前後・充填量1.0〜1.2kg(シングル冬用)」が最もバランスの取れた選択です。 |
ダウンパワーの算出方法
次に、ダウンパワーの算出方法を見ていきます。
ダウンパワーの数値は、羽毛に対して布団内と同程度の圧力をかけたとした際の、羽毛1gあたりの体積(cm3/g)です。
測定はJIS L-1903のかさ高性試験方法に基づいて実施されます。
専用の測定装置の中に羽毛を入れ、布団内の羽毛にある程度の圧力をかけて装置のスケールを読み取ります。
そのときのスケールに刻まれたメモリが羽毛1gあたりの体積を表すダウンパワー(cm3/g)ということになります。
高級布団をお探しの方は以下をご覧ください。
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ゴールドラベルとは
羽毛布団の質はさまざまな要因から決まりますが、それを一元化して示したものが「ラベル」です。
つまり、このラベルを見ることで羽毛布団のランク(質)がわかるようになっています。
なかでもゴールドラベルは、業界団体である日本羽毛製品協同組合(日羽協)が発行しているラベルで、優良な羽毛と側生地を使用して適切に仕上げられた製品であることが保証されます。
ゴールドラベルの羽毛布団は、ダウンパワー、ダウン率、洗浄度の3つが高い品質にあることがわかります。
また、国産の羽毛布団にのみ発行される点も特徴のひとつです。
関連記事:羽毛布団のランクはラベルで見分けられる?ラベルごとの品質を解説
羽毛布団のダウンパワーの目安
ここからは、羽毛布団のダウンパワーの目安を、先述のゴールドラベルに基づいて解説していきます。
ゴールドラベルにも4つのグレードが存在し、それぞれ基準となるダウンパワーが違います。
以下、ゴールドラベルをグレードの高い順に並べました。
- プレミアムゴールドラベル:ダウンパワー440dp 以上
- ロイヤルゴールドラベル:ダウンパワー400dp 以上
- エクセルゴールドラベル:ダウンパワー350dp 以上
- ニューゴールドラベル:ダウンパワー300dp 以上
最高級のプレミアムゴールドラベルであればダウンパワーは440dp以上ですが、ゴールドラベルであるだけで高品質は保証されています。
羽毛布団を選ぶ際は、ダウンパワーが300dpを超えているかどうかを基準にすると良いでしょう。
羽毛布団の質を見極めるそのほかの基準
ここからは、羽毛布団の質を見極める基準をさらに、以下の7つ紹介します。
- 羽毛の充填量
- ダウン率
- 洗浄度
- 羽毛の種類
- 羽毛の産地
- 側生地の品質
- キルトの種類
それぞれ見ていきましょう。
羽毛の充填量
はじめに紹介する基準は、羽毛の充填量です。
充填量とは「どれだけの羽毛を中に詰めているか」という指標で、ダイレクトに品質へ影響する基準といっても良いでしょう。
極論、充填量が著しく低い羽毛布団は、中がスカスカになってしまうため、いくら高品質な羽毛を使っていようと低品質になってしまいます。
ダウン率
次に紹介する基準は、ダウン率です。
羽毛布団の素材には「ダウン(羽毛)」と「フェザー(羽根)」が存在します。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
| ダウン(羽毛) | フェザー(羽根) | |
| 保湿性 | 高い | 普通 |
| 重量 | 軽い | やや重い |
| 獣臭 | 少ない | ややある |
| フィット性 | 良い | 普通 |
| 価格 | 高い | 安い |
基本的にはダウンの方が高品質ですが、その分価格は高くなります。
そのため「ダウン(羽毛)94%・フェザー(羽根)6%」のように混用されることも多く、このダウン含有割合を「ダウン率」といいます。
当然、ダウン率が高ければ高いほど高品質といえるでしょう。
関連記事:羽毛布団のダウン率の表示について
洗浄度
次に紹介するのは、洗浄度を見る方法です。
洗浄度が低いと、不純物の混入により保温力が低下したり、臭いの発生源になったりするおそれがあります。
洗浄度の基準としては、ゴールドラベルやCILギャランティーラベルがあるかどうかが鍵になります。
また、これらのラベルがついていない羽毛布団でも、製造が日本製のものは国内で必ず洗浄プロセスを通して販売されているため安心です。
羽毛の種類
次に紹介するのは、羽毛の種類を基準とする方法です。
羽毛の種類は、大きく分けると「グース」と「ダック」の2種類があります。
グースはガチョウの羽毛を使用しており、身体が大きいことから羽毛も大きく、高品質であるとされています。
一方のダックはアヒルの羽毛を使用しており、比較的安価に羽毛製品を楽しめます。
これら2種類のなかにも、見た目が綺麗な「シルバーグース」「ホワイトダック」や、よりダウンボールが大きく暖かさが増した「マザーグース」「マザーダック」などの種類が存在します。
羽毛の産地
次に紹介する基準は、羽毛の産地です。
食物がそうであるように、羽毛も産地によって品質が異なります。
なかでも、北半球に生息するメスの水鳥アイダーダックの羽毛を使用した「アイダーダックダウン」は、ダック(アヒル)の羽毛にもかかわらず、グース(ガチョウ)以上の価値がつく代物です。
アイダーダックの羽の先はフック状になっている特殊な形状で、これによりダウンボール同士が絡みつく構造が作れます。
この絡み合った2つのダウンボールの間が、アイダーダックダウン特有の空気層を生み出し、高い断熱効果をもたらすのです。
効果はさることながらその希少性もトップクラスで、巣を作るために自然と繁殖期に抜け落ちる羽毛を使用しているため、採取量が少なく、生産量も低くなっています。
側生地の品質
次に紹介する基準は、側生地の品質です。
側生地の素材には「天然素材(綿やシルク)」と「化学素材(ポリエステルなど)」があります。
天然素材の方が吸湿性が高く、品質は高いといえます。
キルトの種類
最後に紹介するのは、キルトの種類で見極める方法です。
キルトには、主に「市松キルト」と「立体キルト」の2種類があり、後者の方が高品質です。
なかでも「一層立体キルト」より「二層立体キルト」の方が、より空気の層が確立でき、保温性に優れます。
高級布団をお探しの方は以下をご覧ください。
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よくある質問
Q1. ダウンパワーはいくつを選べばいいですか?
- 冬用本掛け布団なら350dp以上、春秋用合い掛けなら270〜350dp、夏用肌掛けなら200dp前後が目安です。寒がりの方や北日本など寒冷地にお住まいの方は400dp以上をおすすめします。
Q2. ダウン率はどのくらいが良いですか?
- 80%以上を目安にしてください。90%以上は高品質で、より軽くてふんわりした寝心地になります。50%未満のものは「羽根布団(フェザー布団)」として区別されます。羽毛布団を選ぶ際は必ずダウン率を確認しましょう。
Q3. 充填量はどのくらいが適切ですか?
- シングルサイズの冬用本掛けで1.0〜1.2kgが標準です。ダウンパワーが高い(400dp以上)場合は0.8〜1.0kgでも十分な保温力が得られます。春秋用合い掛けは0.5〜0.8kg、夏用肌掛けは0.2〜0.4kgが目安です。
Q4. キルトの種類(立体キルト・二層式など)はどう選べばいいですか?
- キルトとは羽毛を仕切る縫い目のことです。立体キルトは仕切りが立体的なため羽毛が均等に広がり保温ムラが少なくなります。二層式(二重キルト)はさらに保温性が高く、高品質な布団に多く採用されています。価格と保温性のバランスで選ぶと良いでしょう。
羽毛布団のダウンパワーは質を見極める大切な基準
羽毛布団におけるダウンパワーは、羽毛の膨らみ加減のことを指し、値が高ければ高いほど多くの空気を蓄えられます。
多くの空気を蓄えられることは、断熱効果、つまり暖かさに直結します。
くわえて、布団の柔らかさにも影響するため、羽毛布団を選ぶ際はダウンパワーを確認すると良いでしょう。
ほかにも、保湿性が高く軽量なダウン(羽毛)の含有率を示す「ダウン率」や、マザーグース・マザーダックのような「羽毛の種類」などが質を見極める基準として機能します。
表参道布団店はサステナビリティをものつくりの本質に置き、世界中から厳選した良質なリサイクル羽毛を使用しており、
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■商品説明
本商品は新品の羽毛(プレミアムマザーグースダウン)を使用しています。リサイクルダウンは使用していません。
表参道布団店は3種類の羽毛を利用しています。
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