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Oct 19, 2023 May 22, 2026

羽毛布団を圧縮しても大丈夫?NG理由・正しい保管方法・復活法を専門店が解説

結論:羽毛布団の圧縮袋は「短期間(1〜2週間以内)ならOK・長期間はNG」です。

 

羽毛布団はダウンボールを空気で膨らませることで保温性を発揮します。長期間圧縮すると、このダウンボールが潰れて元に戻らなくなる場合があります。

 

この記事では、圧縮がNGな理由と、正しい収納・保管方法、圧縮してしまった布団の復活法を専門店が解説します。

 

羽毛布団は水鳥から採った羽毛がたっぷり詰め込まれていますが、ふかふかだからといってそのまま体重をかけたり、圧縮をしたりしないほうが良いといわれています。

部屋の収納スペースが限られている場合は工夫して収納しなければなりませんが、なぜ羽毛布団では圧縮がNGとされているのでしょうか。

この記事では、羽毛布団の圧縮について避けた方が良い理由や圧縮せずに収納する方法をまとめています。正しい取り扱いをチェックしたい方は、ぜひ参考にしてください。

羽毛布団を圧縮してもいいか?状況別の判断

状況 判断 理由 おすすめの対応
引越しや旅行(1週間以内) △ 短期ならOK 短期間なら復活できることが多い 引越し後すぐに圧縮を解放し天日干し
シーズンオフの収納(数ヶ月) ❌ NG ダウンボールが恒久的につぶれる 専用の収納袋(不織布)か通気性のある袋を使う
高品質布団(グース93%以上) ❌ 絶対NG 繊細な羽毛ほどダメージが大きい 打ち直し・クリーニングと合わせてプロに保管を相談

羽毛布団はダウンの持つ長所を活かし、ふんわりとした肌触りと保温力をもつ寝具のため、圧縮は推奨されていません

圧縮の方法としては直接体重をかけて平たくしていく方法、圧縮袋に入れる方法などが挙げられますが、いずれも中身の羽根には良くない影響を与えます。

収納する場所が狭く限られている場合は圧縮して収納する必要がありますが、そのまま保管できる場合は無理に力をかけず、折りたたむなどして収納してください。

関連記事:羽毛布団はふんわり軽いのになぜ暖かい?理由と温度調整の仕組み

 

高級布団をお探しの方は以下をご覧ください。
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羽毛布団を圧縮してはダメな理由

羽毛布団を圧縮すると、どのような影響が考えられるのでしょうか。圧縮してはいけない4つの理由についてみていきましょう。

羽毛が閉じてしまうため

羽毛の一つひとつは「ダウンボール」とも呼ばれます。このダウンボールには元からの膨らみがあり、膨らみを数字で表したものが「ダウンパワー」と呼ばれる数字です。

ダウンパワーが大きな羽毛ほど保温性にすぐれているため高品質とされていますが、圧力がかかると羽根が閉じていき、持ち前のダウンパワーが減ってしまうのです。

ダウンパワーが減ると、布団のフワフワとした見た目だけではなく実際の機能面にも影響が出てきます。保温高価が下がり、布団をかけても暖かくならなかったり、体が冷えてしまったりといったデメリットが出てくるようになります。

関連記事:高品質な羽毛布団選びに欠かせないダウンパワーとは?

 

羽毛の羽軸やダウンボールなどが破損するため

羽毛布団を他の布団と同じように圧縮しようとすると、中に詰められている羽毛が圧力を受けて縮んでいきます。

羽根の毛の部分ではなく中心の核や羽軸(うじく)といった、全体を支える部分が圧力で潰れてしまうため、羽根全体のバランスが崩れてふんわりとした感触が失われてしまうのです。

羽毛布団の羽毛には水鳥の胸毛部分のダウンと、翼部分のフェザーが使われていますが、フェザーなどは羽軸が硬いため、圧力で潰れるとふんわり感を大きく損なう可能性があります。

圧縮して大きく潰れや凹みが生じるトラブルは、フェザーの配合率が高い羽毛布団や羽根布団で多く発生します。

 

高級布団をお探しの方は以下をご覧ください。
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側生地が傷つくため

布団圧縮では強い力がかかるため、素材が傷む原因になります。中の羽毛だけではなく、羽毛を包んでいる外側の側生地(がわきじ)も同様です。

圧縮の際に手で押しつぶそうと何度も力をかけようとして生地に摩擦を与えたり、羽軸が折れてしまい側生地の方へ飛び出し、内側から生地に穴があいたりすることがあります。

側生地に穴があくと、その部分からは羽根が飛び出しやすくなります。圧縮して収納しているあいだは何事もなくても、再び使用するために取り出して空気を含ませたときに、一気に羽根が吹き出すおそれもあります。

穴があいた部分はすぐに補強しなければなりませんが、放置しているとどんどん羽根が出ていきボリューム不足になってしまいます。特にダウン率が低くフェザー率が高い羽毛布団の場合、羽軸が硬いため折れると簡単に側生地を突き破ってしまいます。

やむを得ず圧縮しなければならない場合は、フェザーの配合率が低い羽毛布団がおすすめです。

関連記事:羽毛布団は側生地にも注目!素材の種類や選び方をチェック

 

羽毛布団に湿気がたまるため

羽毛布団は1本1本の羽根の力によってふんわりとした肌触りを実現していますが、圧縮すると全体が押し潰れていき、密着度が上がります。

羽根と羽根が密着した状態で長期間収納していると、十分に換気が行われなければ湿気を溜めてしまい、カビやダニの発生リスクが高まります。

コンパクトに場所をとらず収納できる圧縮方法ですが、天然素材をそのまま利用している羽毛布団には基本的に不向きといえるのです。

やむを得ず圧縮収納しなければならない場合は、定期的に取り出して乾燥・換気を行い、収納場所も通気性の良いところを選ぶなどの工夫が必要になります。

羽毛布団の正しいシーズンオフ保管方法

  1. しまう前に必ず天日干し(日陰干し2〜3時間)して完全に乾燥させる
  2. 布団を軽くたたき、羽毛を均一に広げてからふんわりとたたむ
  3. 通気性のある不織布の専用収納袋(圧縮しないタイプ)に入れる
  4. 湿気の少ない場所(クローゼットの上段・押し入れの上段)に保管する
  5. 防虫剤は羽毛に直接触れないよう、収納袋の外側に置く

 

❌ 絶対にやってはいけない保管NG行為

・圧縮袋で長期間保管 → ダウンボールが潰れる

・湿気の多い場所(床下収納・押し入れの下段)に保管 → カビ・臭いの原因

・ビニール袋に密封 → 蒸れてカビ・羽毛の劣化を招く

 

圧縮してぺちゃんこになった布団を復活させる方法

  1. コインランドリーの大型乾燥機に入れ、高温コース(60〜80℃)で30〜60分かける
  2. 途中で一度取り出して手でもみほぐし、ダウンのかたまりをほぐす
  3. 再び乾燥機に入れて仕上げる
  4. 帰宅後も1〜2時間は陰干しして完全乾燥させる

 

乾燥機でも改善しない場合は打ち直しを検討してください

ダウンボールが完全につぶれた状態では、乾燥機だけでは限界があります。打ち直しリフォームで羽毛を取り出して洗浄・再生すると、ボリュームが復活する場合があります。

 

圧縮せずに羽毛布団を収納する方法

圧縮を行わずに布団を保管するためには、布団を畳んで収納しましょう。その際、カビやダニが発生しにくいように通気性の良いケースや袋を用意してください。

不織布などのケースに入れる

マスクにも使われている不織布製のケースや袋は、通気性が確保されるためカビや虫がわきにくく衛生的に保管できます。不織布ケースは、羽毛布団や毛布用の収納袋・収納ケースとして販売されています。

羽毛布団の収納は、事前にしっかりと乾燥させてほこりを取り除いた状態にする必要があります。掃除機などで軽くほこりを吸い取り、「振りさばき」と呼ばれる方法で羽毛が偏らないように均等にならします。布団のへりを両手で持って、バサバサと降って羽毛の位置を均等にするイメージです。

振りさばいたあとは布団を縦にして、縫い目に沿って3分の1ずつ左右から畳みます。縦長になった状態で、さらに上と下から3分の1ずつ畳めば完成です。

シーツに包む

収納袋が用意できなければ、シーツを代用品として使うことができます。羽毛布団にかけていたカバーを外して、軽くほこりなどを取ってから振りさばきを行い、不織布ケースに入れるときと同じ要領でコンパクトに折りたたみます。

次に、シーツを床に広げておきます。コンパクトになった羽毛布団を中央に置いて、シーツ全体で覆うようにして包みます。布と布の端同士を縛っておけば、畳んだままの布団が型くずれせずに収納できます。

シーツも不織布と同様に、薄手で通気性の良い素材のものを選ぶとカビが生えにくく清潔に保管できます。

羽毛布団を収納する際の注意点

羽毛布団を収納する際、必ずほこりや汚れは取り除いておきましょう。水洗い禁止のものは、専門の業者にクリーニングに出しておくと安心です。

汚れたまま収納しようとすると、そこからカビなどが発生してしまいます。押し入れやクローゼットのような収納場所は常に締め切らず、定期的に戸を開いて通気性を確保してください。

関連記事:羽毛布団の寿命を左右するポイントと、長持ちさせるメンテナンス方法

よくある質問

Q1. 羽毛布団を圧縮袋に入れると元に戻りますか?

  1. 短期間(1〜2週間程度)であれば、乾燥機にかけることで元に戻る場合がほとんどです。ただし数ヶ月以上の長期圧縮では、ダウンボールが恒久的につぶれて元に戻らないことがあります。

 

Q2. 引越しのときに羽毛布団を圧縮袋に入れてもいいですか?

  1. 引越し期間(1週間以内)程度であれば問題ありません。引越し後すぐに圧縮袋から取り出し、コインランドリーの乾燥機にかけるか天日干しをしてください。

 

まとめ

今回は、羽毛布団を圧縮しないほうが良い理由や、圧縮せずに収納する方法を紹介しました。

羽毛布団の寿命を伸ばすためにも、正しい収納方法を理解することが大切です。ダウンパワーを維持するためにも圧縮は避けるべきですが、収納の関係で圧縮しなければならない場合はダウン率の高い羽毛布団がおすすめです。

羽毛布団の寿命については、羽毛・側生地の素材によって変わります。表参道布団店の「プレミアムRDS Down」は、動物にも環境にもクリーンな「プレミアムマザーグース」を使用。

ダウンパワーは高品質と言われる350db(㎤/g)を上回る450db(㎤/g)となっており、圧縮が必要な環境にもおすすめのアイテムです。

国内最高品質に加え洗練されたデザインで室内インテリアとも調和する羽毛布団を探している方は、ぜひ「表参道布団店の商品」をご覧ください。

プレミアム RDS Down 冬用本掛け/マザーグース

 

高品質な国産高級羽毛布団なら「表参道布団店。」

 

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監修者

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古賀 貴之

株式会社表参道布団店 代表取締役社長

《略歴》

1978年埼玉県出身。 2001年に寝具会社入社。営業部門でトップセールスマンとして3年間勤務後、2004年大手寝具会社の販売代理店を設立。

2013年若い世代を対象とした透明性の高い布団作りを目指し「表参道布団店。」を設立。「クリーンでサステナブル」をコンセプトに安全で高品質な布団つくりを行う。

《メディア出演実績》

『Casa BRUTUS』に「表参道布団店。」の特集が掲載