羽毛布団が臭うときの原因と対処方法を紹介
羽毛布団が臭うとはどういうこと?
その原因は何で、どのように対処すれば良いのでしょうか。
本記事では、羽毛布団が臭う主な原因と、その対処法を詳しく解説します。
あなたの快適な睡眠環境のための参考にしてみてください。
布団が臭うときの対処方法
羽毛布団から不快な臭いがするとき、その対策を紹介します。
原因は湿度・汗・不適切な保管などさまざま。
ここでは、具体的な対処法を紹介します。
- 陰干しで十分に乾燥させる
- 羽毛布団のなかの空気を入れ替える
- 専門のクリーニング業者に依頼する
これらの方法で臭いの問題を解消し、快適な睡眠を取り戻しましょう。
対処法法①陰干しで十分に乾燥させる
羽毛布団が臭いとき、最初に試すべき対処方法は十分な乾燥です。
陰干しはとくに効果的で、直射日光を避けつつ湿気を取り除けます。
これにより、布団から発生する不快な臭いを減らすことが可能です。
毎日の使用後、可能な限り布団を干すように心がけましょう。
対処法法②羽毛布団のなかの空気を入れ替える
羽毛布団の中の空気を入れ替えることも、臭い対策として有効です。
布団をたたんだり、振ったりすることで、内部の空気を循環させ、新鮮な空気を取り入れられます。
これにより、臭いの元となる汗や湿気を排出し、新鮮な空気で満たされるのです。
対処法法③専門のクリーニング業者に依頼する
専門のクリーニング業者に羽毛布団のクリーニングを依頼することも、臭い対策として有効です。
プロの手による洗浄は、自宅での洗濯では取り切れない汗や汚れを徹底的に除去し、臭いの原因を根本から解消します。
定期的なクリーニングは羽毛布団の寿命を延ばし、常に清潔な状態を保つことができるのです。
羽毛布団が臭い原因
羽毛布団が臭う原因はいろいろあります。
湿度が高い場所での保管や長期間の保管、他の臭いのある物との共有、洗浄不足などが主な原因です。
- 高温多湿な場所で保管した
- 長くしまい込んでいた
- 羽毛特有の臭いがする
- 羽毛が洗浄不足だった
- 羽毛がグースではなくダック
- 水鳥の飼育期間が短い
- 汚れが落とし切れていない
ここでは、これらの原因を詳しく解説し、それぞれに適した対処法を提供します。
原因①高温多湿な場所で保管した
高温多湿な場所で羽毛布団を保管すると、湿気やカビが原因で臭いが発生することがあります。
湿気はカビやダニの発生を促し、それらが布団に臭いをもたらすからです。
また、湿度が高いと羽毛自体が湿ってしまい、その結果、不快な臭いを発生させる可能性があります。
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原因②長くしまい込んでいた
羽毛布団を長期間しまい込むと、通気性が悪くなり、湿気がこもりやすくなります。
これにより、カビやダニが繁殖しやすくなり、臭いの原因となることがあるのです。
また、布団の中の空気が新鮮でなくなると、それ自体が不快な臭いを発生させる可能性があります。
定期的な通気と乾燥が重要です。
原因③羽毛特有の臭いがする
羽毛自体には特有の臭いがあります。
これは、とくに新品の布団や水鳥の飼育期間が短い場合に顕著です。
また、フェザーの比率が高い布団は、羽毛特有の臭いが強くなる傾向があります。
この臭いは時間とともに薄れることが多いですが、気になる場合は専門のクリーニング業者に相談すると良いでしょう。
関連記事:マザーグースの羽毛布団の魅力や選ぶ際のポイントを解説
原因④羽毛が洗浄不足だった
羽毛が十分に洗浄されていない場合、それが臭いの原因となることがあります。
羽毛は、採取後に適切に洗浄されるべきですが、洗浄が不十分だと鳥特有の臭いや微生物が残り、これが臭いを発生させるのです。
また、使用中に皮脂や汗などの汚れが溜まると、これも臭いを引き起こします。
定期的なクリーニングや適切な管理で、この問題を防げるでしょう。
表参道布団店の羽毛は白州の地下水でJIS規格の2倍まで洗浄に徹底しております。
原因⑤羽毛がグースでなくダック
羽毛布団の原料は主に「グース(ガチョウ)」と「ダック(アヒル)」で分けられます。
雑食性のダックと比較して、草食性のグースは臭いが少ないと言われています。
理由として、ダックは羽毛の油脂が多くなりやすくなるため、獣臭がしがちとなります。
その上で、羽毛の質から生産工程も気にすることは臭いの少ない羽毛布団選びに対して重要となります。
表参道布団店の来店者様に御体感頂いた統計では、ダックを臭うと答えた御客様は約40%に対し、グースを臭うと答えた御客様はいらっしゃいませんでした。
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高級布団をお探しの方は以下をご覧ください。
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原因⑥水鳥の飼育期間が短い
羽毛布団の羽毛は水鳥から採取されますが、飼育期間が短い鳥からの羽毛は臭いが強くなることがあります。
飼育期間が短いと、鳥の体臭や食物の臭いが羽毛に強く残る傾向があるからです。
これが臭いの原因となります。
この問題を避けるためには、飼育期間が長い鳥から採取された羽毛を使用した羽毛布団を選ぶと良いでしょう。
これにより、羽毛特有の臭いを最小限に抑えることが可能です。
原因⑦汚れが落とし切れていない
羽毛布団が臭いを発生する原因のひとつとして、汚れが完全に落とし切れていないことがあります。
使用中に皮脂や汗、塵などの汚れが溜まり、これが微生物の繁殖を助け、臭いを発生させます。
また、自宅での洗濯が不十分で、汚れが残ったままだと同様の問題が生じます。
羽毛布団の適切な管理と清潔さの維持は、臭いを抑える上で非常に重要です。
表参道布団店の羽毛は厳選した羽毛を白州の井戸水でJIS規格の2倍まで徹底的に洗浄を行っております。
取れる臭いなのか判断する方法
羽毛布団の臭い、すぐに取れるものなのか判断する方法を紹介します。
一度風通しを良くし、乾燥させてみてください。
臭いが軽減されれば、その臭いは取れる可能性が高いでしょう。
しかし、これでも臭いが取れない場合は、専門のクリーニングを検討してみてください。
布団が臭ったときにやってはいけない対処方法
羽毛布団が臭うとき、一見効果的に見える対処方法が実は布団にダメージを与える可能性があります。
ここでは、臭いが気になったときに避けるべき行動を詳しく説明します。
- 布団に消臭剤をかける
- 自宅で洗う
羽毛布団の適切なケア方法を理解し、布団の寿命を延ばしましょう。
方法①布団に消臭剤をかける
布団に直接消臭剤をかける行為は避けてください。
消臭剤の成分が布団を損傷させる可能性があるからです。
また、消臭剤の香りが羽毛布団に染み付いてしまうと、逆に不快な臭いの原因になることもあります。
方法②自宅で洗う
羽毛布団を自宅で洗うのは避けてください。
洗濯機の過度な力が羽毛を傷つける可能性があるからです。
また、乾燥が不十分だとカビが生える原因になります。
臭いが気になる場合は、プロのクリーニングを利用しましょう。
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羽毛布団の臭いはケアと保管方法で解決
羽毛布団の臭い対策は適切なケアと予防が大切です。
陰干しや適切な保管方法で臭いを防ぎ、専門のクリーニングを利用することを考慮しましょう。
そして、直接の消臭剤使用や自宅での洗濯は避けて、羽毛布団を長持ちさせましょう。
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