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Jul 10, 2023 Feb 27, 2024

羽毛布団の寿命は何年?長持ちさせるメンテナンス方法

高品質なものはそうでないものと比較して長持ちすることが多く、羽毛布団でも同じことがいえます。

羽毛布団が気になっている方の中には、寿命について知りたい方もいるのではないでしょうか。

そこで「羽毛布団の寿命はどれくらい?」「同じ羽毛布団でも寿命は変わる?」といった疑問を持っている方のため、寿命についておさえておきたいポイントを紹介します。

この記事を読むことによってどのような理由で寿命が変わるのか、できるだけ長持ちさせるためにはどういったメンテナンスをすれば良いかがわかるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

羽毛布団の寿命はどれくらい?

羽毛布団の寿命は10~15年と言われていますが、様々な理由で変わっていきます。寿命を左右する大きなポイントとして挙げられるのが、メーカーやブランドの違い、使用している羽毛の種類、使用環境の違いの3つです。それぞれについて紹介します。

 

メーカーやブランドの違い

雑貨メーカーが作った羽毛布団と比較すると、やはり布団作りに精通しているメーカーやブランドが作った羽毛布団の方が品質は良いです。価格が高ければ高いほど高品質と言い切ることはできませんが、質の良い羽毛を使って各製造工程にこだわった布団を作ろうと考えれば、どうしても費用がかかります。

良質な羽毛と布団を仕上げるまでの製造工程にこだわって作られた羽毛布団であれば、品質が高くない羽毛布団と比較して長持ちするのが魅力です。

また、高品質な羽毛布団を作っているメーカーやブランドは、職人の手によって仕上げていることが多く、これも価格が高くなりやすい理由の一つです。

もし手軽に購入できる羽毛布団を探しているのであれば低価格な羽毛布団を購入するのも良いでしょう。

 

ですが、高品質で長く使えるような羽毛布団を選択したいのであれば、羽毛の品質や製造工程に着目して高品質なものを選択することをおすすめします。

羽毛布団について言うと高品質=高寿命であり、品質も高いことから睡眠の質を高めることにつながります。

関連記事:高品質な羽毛布団選びに欠かせないダウンパワーとは?

 

使用している羽毛の種類

羽毛布団に使われている羽毛には、いくつかの種類があります。

価格が安いものから挙げていくと、まず「ダックダウン」です。アヒルから採取されるダウンのことで、広く羽毛布団に使用されています。

次に「グースダウン」というものがあり、こちらはガチョウの羽毛です。ガチョウはアヒルよりも大きいことから、ダウンボールと呼ばれる綿毛が大きく、品質も高くなります。また、ダックダウンよりも耐久性が高く、寿命も長いです。

それから「マザーグースダウン」が挙げられます。マザーグースダウンとは、繁殖用の成長した親鳥から採取できるダウンです。

ダウンボールがとても大きいことから、特に高品質な羽毛布団を作る際に使用されており、密度や保温性、さらには弾力性などもレベルが高いことから寿命も長いです。

こちらの記事では、マザーグースを使用した羽毛布団の選び方について解説しております。

マザーグースの羽毛布団の魅力や選ぶ際のポイントを解説

 

使用環境による違い

同じ羽毛布団を使ったとしても、使用環境によって寿命が左右されることが多いです

例えば、汗をかきやすい体質の人が使った場合、そうでない人と比較すると早く傷んでしまうことがあります。

羽毛布団はダウンボールと呼ばれるふわふわとした綿毛のような羽毛によって性能が左右されるのですが、汗が蓄積されるとダウンボールのボリュームが失われ、十分な性能を発揮することができません。結果として早く寿命を迎えることになってしまいます。

それから、乱暴に扱ってしまうと寿命が短くなってしまう可能性が高いです。例えば、扱い方によって穴が開いてしまうことがありますが、羽毛布団はダウンプルーフ加工と呼ばれる方法で布団の内部から外に羽毛が飛び出さないように加工されています。

穴が開いた部分を縫って修復しようとしてもこのダウンプルーフ加工の機能性まで取り戻すのは難しく、使っているうちにまたすぐにダウンがはみ出てしまうことも多いです。乱暴に扱わないようにしましょう。

 

高級布団をお探しの方は以下をご覧ください。
関連記事:高級布団一覧

 

寿命が長い布団の条件とは?

どのような羽毛布団を選択すれば、長く使用し続けられるのでしょうか。寿命が長い羽毛布団の条件として、以下のようなことが挙げられます。

 

羽毛にマザーグースを使っている

高品質な羽毛を使っている布団の方が長寿命です。最高品質とされる羽毛は「アイダーダックダウン」ではありますが、非常に高価なことから、一般的に高品質な羽毛布団を選択したいと考えた際は「マザーグース」を使用したものを検討することになるでしょう。

マザーグースは、2~6年ほど飼育された親鳥のことであり、一般的なグース(ガチョウ)と比較すると羽毛も成熟しています。

そのため、一粒一粒の羽毛が大きく、羽枝と呼ばれる細かい羽のようなものが発達していることから耐久性が高いです。

そのため、長く使用できる長寿命の羽毛布団を選択したいと考えているのであれば、羽毛にマザーグースを使っている布団を選ぶと良いでしょう。

 

なお、私たち表参道布団店で取り扱っている羽毛布団は「RDS(レスポンシブ・ダウン・スタンダード)認証商品」です。

生きた鳥や、強制給餌によって飼育された鳥から非人道的に羽毛を採取していないことを証明する国際認証基準から認定を受けている商品をいいます。動物愛護の観点からも評価されている商品を取り扱っているので、ご安心ください。

関連記事:マザーグースの羽毛布団の魅力や選ぶ際のポイントを解説

 

400dp以上のダウンパワーが大きい羽毛を使っている

羽毛布団の「かさ高」を表すのがダウンパワーです。そのため、ダウンパワーが大きいものほど高品質であり、中でも400dp以上のダウンパワーを持つ羽毛布団はしっかりとした厚みと耐久性があります。

長寿命の羽毛布団を選択するためにも、ダウンパワーにも注目してみましょう。

関連記事:高品質な羽毛布団選びに欠かせないダウンパワーとは?

 

ダウンボールが大きい

羽毛の粒を指す「ダウンボール」も布団の寿命に深く関わっています。未成熟な羽毛はダウンボールが小さく、長く使用すると全体のかさ減りが目立ってしまうことが多いです。

クリーニングに出してもふんわり感が戻らず、早期に寿命を迎えてしまいます。

そのため、ダウンボールが大きいものを選択することが重要です。基本的にダウンボールの大きさはダウンパワーと比例するので、ダウンパワーが大きいものを選択すればダウンボールも大きいと判断できます。

 

高級布団をお探しの方は以下をご覧ください。
関連記事:高級布団一覧

 

JIS規格で羽毛を清浄している

JIS規格に沿って清浄された羽毛布団はそれだけ清潔です。長く快適に使うためにも重要なポイントといえます。

多くの羽毛布団メーカーが加入している日本羽毛製品協同組合では、羽毛ふとんの品質推奨ラベル「ゴールドラベル」を発行しているのですが、清浄度はダウンパワーやダウンの混率、酸素計数に加えてグレード分類基準の一つに指定されています。

最も高品質なプレミアムゴールドラベル、それからロイヤルゴールドラベルは清浄度1000mm以上、エクセルゴールドラベルとニューゴールドラベルは清浄度500mm以上でなければ認められません。

 

羽毛の品質がゴールドラベルに認証されている

日本羽毛製品協同組合が品質推奨ラベルであるゴールドラベルを発行した羽毛布団は高品質であり、寿命が長いです。ダウンパワーごとに4つのグレードに分ける形でゴールドラベルを発行しています。

高品質な羽毛布団を選択したい場合は、ゴールドラベルに認証されているものを選びましょう。

関連記事:羽毛布団のランクはラベルで見分けられる?ラベルごとの品質を解説

 

側生地がコットン100%である

羽毛を包んでいる側生地(がわきじ)に使われている素材も重要です。できればコットン100%のものを選択しましょう。ポリエステルが大半をしめるものは蒸れやすく、羽毛布団の性能を損ねてしまう恐れがあります。寿命も短くなりやすいです。

関連記事:羽毛布団は側生地にも注目!素材の種類や選び方をチェック

寿命の長い布団をさらに長持ちさせるメンテナンス方法とは

羽毛布団は長寿命ではありますが、適切なメンテナンスをすることによりさらに寿命を延ばすことが可能です。以下のような方法をとりましょう。

 

布団カバーを必ず使う

羽毛布団には布団カバーを使用しましょう。頻繁に羽毛布団をメンテナンスしなくても定期的にカバーを洗濯することによって清潔な状態を保てます。

 

定期的に天日で干す

羽毛布団自体のお手入れとしては、天日干しが挙げられます。月に1~2回程度で良いので、天気が良くて乾燥している日を選んで天日干ししましょう。

片面につき約1時間、両面を干すのがポイントです。なお、カバーを付けた状態で干すと側生地の傷みを防げます。

 

湿気がこもらないようする

羽毛布団が傷んでしまう大きな原因は湿気です。寿命を延ばすためにも保管する場合は湿気が少ないところを選択しましょう。また、普段は小さくたたんでしまうのではなく、部屋の中に軽く広げておくことにより湿気を逃がします。

 

クリーニングに出す

カバーを付けていても内部に汚れが蓄積してくるので、クリーニングも必要です。その際、専門的な知識・技術が必要になるので、羽毛布団のクリーニングを得意としているところを選択しましょう。

 

打ち直しをしている専門業者へ依頼する

汚れが目立つ、ボリュームが減ったなどあれば、打ち直しによるリフォームが効果的です。ふわふわの羽毛布団に生まれ変わります。

なお、私たち表参道布団店でも自社購入製品に限りますが打ち直しをしているので、お気軽にご相談ください。

 

高品質な布団をメンテナンスしながら使うのが長持ちのコツ

いかがだったでしょうか。羽毛布団の寿命や、長持ちさせるためのメンテナンスについて紹介しました。

できるだけ長く使うためには質が良い羽毛布団を選択した上で、定期的にメンテナンスを行うと良いでしょう。

やはり重要なのは、布団の寿命を大きく左右する羽毛や側生地の素材選びにこだわることです。

表参道布団店で取り扱っているプレミアムRDS Downは、羽毛布団の国際認証基準であるRDSの厳しい認証試験をクリアした動物福祉の観点から動物にも環境にもクリーンなプレミアムマザーグースを使用しています。

ダウンが膨らむ力を示すダウンパワーは450㎤/gであることから、軽くて暖かいのも魅力です。

また、側生地は通気性に優れた綿100% 最高級超長綿グランリシューを使用しています。

高品質な羽毛布団にこだわりたい方は、ぜひ「表参道布団店の商品」をご覧ください。

 

▼羽毛布団のメンテナンスについて

羽毛布団の正しいお手入れ・メンテナンス方法 〜保管編

羽毛布団の正しいお手入れ・メンテナンス方法 〜洗濯編

羽毛布団の正しいお手入れ・メンテナンス方法 〜カビを防ぐ干し方編

 

 

高品質な国産高級羽毛布団なら「表参道布団店。」

 

 

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監修者

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古賀 貴之

株式会社表参道布団店 代表取締役社長

《略歴》

1978年埼玉県出身。 2001年に寝具会社入社。営業部門でトップセールスマンとして3年間勤務後、2004年大手寝具会社の販売代理店を設立。

2013年若い世代を対象とした透明性の高い布団作りを目指し「表参道布団店。」を設立。「クリーンでサステナブル」をコンセプトに安全で高品質な布団つくりを行う。

《メディア出演実績》

『Casa BRUTUS』に「表参道布団店。」の特集が掲載